動画オンデマンドサービス、U-NEXT(ユーネクスト)の特徴やメリットとは?
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
現在多くの方がコロナの為、在宅勤務または通学が自粛で家にいる時間がかなり多いのではないのでしょうか。
そんな時に、いい暇つぶしのツールになるのが動画配信サービスですよね。
多くの方が YouTube などを見てると思いますが、「昔好きだったドラマをもう一度一気に見たい」「映画をくつろぎながら見たい」という方も中にはいるんじゃないでしょうか。
皆さんは定額でアニメやドラマなどの動画コンテンツが楽しめる
ビデオオンデマンドサービスを使っていますか?
せっかく登録するならできるだけお得で色々なジャンルの作品が見れたら嬉しいですよね!
そんな方にオススメなのがU-NEXT
今回は圧倒的作品数を誇る
U-NEXT の特徴やメリットについて紹介します
U-NEXTの特徴
U-NEXT は月額1,990円で他のサービスと比べると月額は少々高めになって
いますが、その分メリットも多くあります
では U-NEXT の特徴やメリットはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
①動画の豊富さ(14万本が見放題)
「ないエンタメがない」
U-NEXT のキャッチコピーにもなっているように「ないエンタメがない」というほどの種類の多さが魅力です。
U-NEXT の見放題作品数は約14万本。
邦画や洋画などの映像作品、テレビドラマや海外ドラマ、アニメキッズなど幅広く配信しているのが特徴です。
他社ではアニメに特化した動画サービス映画に強いサービススポーツ配信など特化型のサービスが多い中 、U-NEXT はオールジャンルで総合的に配信しています。
現在、いろいろなサービスを組み合わせて利用している方はU-NEXT とにまとめたらもっとお得に楽しめるかもしれませんね!
これが、U-NEXT の総作品数をほかの動画オンデマンドサービスと比較したものになります!
一目瞭然で、ダントツに豊富なのがわかりますね!
そしてこちらが、各ジャンルごとの比較になります!
もちろんこちらもダントツに豊富です!
見たいものがないって心配はいりませんね!
日本最大級のビデオオンデマンド<U-NEXT>無料トライアル実施中!
②雑誌読み放題(なんと約70種類!)
電子書籍もセット動画配信に加えてU-NEXT の月額プランには約70種類の雑誌読み放題も含まれています。
これは他の動画サービスではあまりない特徴でですね。
これは2019年1月に始まったサービスで、これからの時代に即したサービスになっています!
さらに毎月もらえるポイントで漫画作品なども購入できます。
見放題作品でアニメは動画を視聴して、原作のマンガやライトノベルを追加料金なしで購入して読むといった楽しみ方もできますよ。
しかも、圧倒的成長をしています!これからサービス拡充も期待できそうです!
③毎月1200ポイント
U-NEXT の特徴として見逃せないのが、
新作レンタルや電子書籍の購入に使えるポイントが毎月1200ポイント!つまり1200円分もらえるところです。
もちろん、月額料金から追加料金なしで毎月ポイントがもらえますので、盛りだくさんのコンテンツを楽しむことができます!
見放題配信には含まれていない新作映画などでも1200ポイントあれば2本程度を追加料金なしでレンタルできます!漫画なら2冊購入できます。
その他にポイントを使って映画館のチケットは割引料金で購入することもできます!
新作映画は自宅で動画として視聴することもできますし、お得に映画館で楽しむこともできるというわけです!
もちろん、その時欲しいものに使えるので、ある月は映画をレンタルし、別の月はコミックを買うと言うように使い道は自由です!
④大画面で楽しめる
U-NEXT はスマホやタブレットパソコンはもちろんですが、スティックタイプのデバイスをつなげるか対応の機種であればテレビでも視聴できます!
新作映画など人気作品が充実しているので、好きな作品は大画面で見たいという方にオススメです!
⑤ファミリーで楽しめる
家族で最大4アカウントまで追加料金なく利用することができます!
これで、一つのデバイスをどう使うかを争わなくてもよくなります。アニメ見たい人映画見たい人、韓流ドラマが見たい人それぞれが大満足できるサービスです。
4人でシェアすれば実質一人500円でサービスを利用できるっていうことですよ!(実際にはポイントもつくのでもっとお得)
31日間無料トライアル
現在「31日間無料トライアル」を行っているようです!
本来は1990円する月額プランを最初の1ヶ月は無料で試すことができ、見放題作品は制限なしで好きなだけ視聴することができます!
さらに、U-NEXT の特徴でもある、新作レンタルに使えるポイントですが、無料トライアルでも600ポイントもらえます。
新作映画なら日本分漫画購入なら1冊分に相当するポイントが無料でもらえるのはうれしいですね!
「でも、無料期間中に解約できないんじゃないの?」って思った方!
そんなことありません!期間中いつでも解約可能です!
なので、試してみて「自分に合わないな」って感じたらいつでも解約可能です。
最後に
U-NEXT はコンテンツが充実していることに加えて運営会社が東証1部上場企業のため安心して利用できるというメリットもあります。
初回31日の無料トライアルがあるので少しでも気になった方は試してみてはいかが
でしょうか!
こんなにメリット豊富なU-NEXT が今ならお試しできます!しかも600ポイント付きで、
やらない理由が見つかりません!
試すだけなら、無料なので大変おすすめです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
【無料31日体験あり】U-NEXTのメリットとデメリット、ざっくり紹介しちゃいます!【u-nextトレビュー】
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
現在多くの方がコロナの為、在宅勤務または通学が自粛で家にいる時間がかなり多いのではないのでしょうか。
そんな時に、いい暇つぶしのツールになるのが動画配信サービスですよね。
多くの方が YouTube などを見てると思いますが、「昔好きだったドラマをもう一度一気に見たい」「映画をくつろぎながら見たい」という方も中にはいるんじゃないでしょうか。
そんな方に今回は僕が加入している U-NEXT について紹介いたします。加入を決めた理由や月額料金と加入して良かった点悪かった点も挙げていきたいと思います。
なぜ加入したのか
u-next に加入する前、僕は
に加入していました。
Netflix オリジナルコンテンツの充実をすごいしていましたし、
Huluは日本映画のコンテンツが充実していてよかったです。
Amazon プライムは元々加入していたのでたまたまアマゾンプライムビデオまでついてきたという感じでした。
それぞれ3つとも長所がしっかりあって加入して満足していたのですが、意外なことに三つとも海外の映画に関してはあまり充実していないというところが欠点でした。
そのため、実は海外の映画が好きな僕にとっては少し物足りなさがあったのです。
そこで、海外の映画も充実している U-NEXT に加入しました。
その時、たまたま31日間の無料体験もやっていたので、試してみたところ結構良かったのでいまだにまだ使っています。
月額料金について
基本料金が税抜き1990円です。そして、配信されているすべてのコンテンツが月額料金内で見れるというわけではありません。
コンテンツには基本料金内で見られる見放題映画とポイント支払って見られる映画があります。(アニメやバラエティ、ドキュメンタリーも同じです)
基本的に、旧作が見放題で最新の映画がポイントを支払って視聴することが出来ます。
このポイントなんですけどお金を支払ってポイントを購入できますが、
毎月1200ポイントは必ずもらえます。新作のレンタルポイント500ポイントなので、毎月もらえるポイントで新作の映画を2本視聴しても余りが出ます。
しかも、半年前に公開されたばかりの新作でさえも、基本料金内で見れるということで、自分にとって最高のシステムだと思いました。
ポイントの使い道
実はポイントは u-next 内でしか使えないということではないのです!
なんと u-next と提携している映画館ではこのポイントを利用して最新の映画も見れるのです。
1ポイントは1円計算なので、毎月のポイントを取っておけば最新の映画がほぼ一本無料で見れるというのはかなりお得だと思います。
そうやって考えると、毎月1200円ぶんのポイントがもらえるので、実質的な月額は1000円以下だと考えれます。
加入して良かった点
映画の量!
まずは、何といっても映画の量です!(機会があればおすすめの映画を紹介したいと思っています)
すぐに思いつく有名な映画はもちろん、ちょっとマニアックな映画までかなり幅広く取り扱っています。
本当にかゆいところに手が届いてるようなイメージです。
先ほど紹介したように、旧作の映画は見放題で、最新作の映画はポイントを利用して視聴することが出来ます。
毎月必ずポイントがもらえるので実質月額の基本料金を1000円以下だと考えていいですね。
本当に映画好きの方にとっては素晴らしいシステムなのではないのでしょうか?
雑誌や漫画も読める
それと、あまり有名ではないし、僕も加入してから分かったことなんですが、漫画や雑誌ライトノベルも読むことができます。全て読むことができるわけではないんですが、かなりの冊数が基本料金内で読むことができます。
僕は、漫画や雑誌のコンテンツが充実してるなんて知らなかったので、入った時はすごくお得に感じました。
加入して良くなかった点
料金
他の動画配信サービスと比べるとやや月額料金が高いということです。
やはり学生の身分からすると気になる点ではあります。
Amazon プライムビデオやNetflix の後と比べるとやはり少し金額面に考えると高いです。
しかし、ポイントが毎月1200円ぶん手元に入るので、実質的な金額で考えると、かなりお得だともいえます。(ちなみにポイントで漫画や雑誌を読むこともできます)
結局は、どちらがいいかということですね。
海外ドラマ
後は、海外ドラマは有料が多いです。
海外ドラマを見るのであれば確実にレンタルショップで見た方が安いと思いました。
(僕は海外ドラマを見ないのであまり関係ありませんが、、、)
まとめ
以上が u-next のレビューとなります。
u-next の映画の豊富さは他社のサブスクと比べるとダントツで多いと言ってもいいです。少し古い映画に特化して、新作もポイントを使えば見られます。僕にとっては最高のサブスクでしたぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか
今なら31日間無料トライアルを実施しているので、まずは試してみて、合わなそうと感じたら
期間中に解約さえすれば料金は取られません!
非常にオススメです!
いちばん最初に知るべき!マーケティングミックスの4Pを4289文字で解説【マーケティングと経営戦略の世界を知ろう】
「4P」って言葉をマーケティングに少しでも興味のある人なら必ず一回は聞いたことがあると思います。でも、それらの実際の使われ方や、大事なポイントまでしっかり把握してますか?さらっと知ってる人も知らない人も、ぜひこの記事を読んで学んでいきましょう!
「マーケティング」や「経営戦略」って聞いただけで難しそうですよね?
僕も、以前は難しそうだし自分には縁がなさそうだなと感じていました。しかし、実際に勉強してみるとこれがかなり面白かったのです。
自分は経営をしたいと思っているので、知っておいて損はないと感じました。
自分が学んだことを皆さんにも共有したいと思います!
すでに会社に勤めている人や経営をしている人で「会社の売り上げさえ上がればそんなの知れなくてもいいんだ!」と思っている人もいるのではないでしょうか?
意外とそんなことないかもしれませんよ?
前置きはここまでにして、第7弾目はマーケティングミックスです!
では早速一緒に見ていきましょう。
マーケティングミックスとは
顧客に自社製品を買ってもらうために行う活動の組み合わせのことです。
- Product・・・製品やサービスを意味する。プロダクト
- Price・・・価格を意味する。プライス
- Place・・・流通チャネルを意味する。プレイス
- Promotion・・・顧客とのコミュニケーションを意味する。プロモーション
の頭文字を取って「4 P」 と呼ばれることもあります
マーケティングミックスではそれぞれの活動を個別に考えるのではなく総合的に戦略を立てることが重要です。
総合的な戦略を立てるためには、事前に顧客のセグメンテーションやターゲティングを行い、さらにポジショニングによって顧客に抱いてもらいたい自社商品のイメージを明確にしておくことです。
その上でマーケティングミックスの考え方を使うことで顧客に商品を買ってもらうためには何をすべきなのかやるべき事の抜け漏れを防ぐことができるのです
チャネル、セグメンテーション、ポジショニングについてわからない方は以下の記事を読むことをお勧めします!
Product
まずはプロダクト製品戦略から見てみましょう。
製品戦略はマーケティングミックスの中でも最も重要です。
製品戦略を立てるときには、まず自分たちが顧客に提供する価値について考えていきます。
顧客に提供する価値とは何でしょうか?
価値は大きく三つに分けることができます。
- コアの価値
- 中間の価値
- 付随する価値
まずは、コアの価値と呼ばれるもので製品そのものを指します。
二つ目は、中間の価値と呼ばれるもので製品のパッケージやデザインなどを指します。
三つ目は、製品に付随する価値と呼ばれるものでアフターサービスやデリバリーなどです
ちなみに、この製品戦略においては顧客に提供する価値以外にも自社の製品と競合しないか?自社のブランドイメージと整合性があるか?などについても留意する必要があります。
これらを考慮しながら、まずは顧客のニーズを満たす良い製品サービスを開発しましょう。
ブランドイメージについて詳しく知りたい方は、下の記事を読んでみてください。
Price
次にプライス価格戦略です。
価格戦略を立てるときに重要なポイントは、
- コスト
- 顧客にとっての価値
- 競合
まず、製品を提供するのにかかるコストです。
企業は普通の場合製造コスト以下の価格を維持することはできないからです。
次に、重要なポイントは顧客にとっての製品の価値です。
顧客が適正と認める価値を超える価格で売ることはできません。
顧客はどの程度の金額を出そうと感じるのかリサーチなどを通して見極めていきましょう。
もちろん、安すぎたらいいというものでもありません。適切な値段設定もブランディングの一つと考えれます。極端な値段設定ではむしろ、不信感を発生させるかもしれません。
三つ目は競合の価格です。
差別化されていない製品である程度の競争がある場合は、競合製品の価格を踏まえて価格設定することが多くあります。
自社と競合との力関係と共に冷静に把握しましょう。
以上の三つに注意しながら定量的定性的なデータを用いて分析し適切な価格を設定しましょう。
Place
三つ目がプレイスについての戦略です。
プレイスとは
製品を顧客に届ける方法のことですが、マーケティング用語では流通チャネルと呼びます。
まず、考慮すべきポイントは販売する場所です。
例えば、デパートで店頭販売を行うのか通信販売サイトを利用するのか販売する場所を製品特性に合わせて選びましょう。
次に、重要なポイントはチャンネルの長さ幅です。
お店に直接入るのか間に業者を挟むのか顧客に製品が届くまでの段階をチャネルの長さと言います。
チャネルが長いと中間マージンが増え利益は減ります。
では、短い方が良いかと言うと価格が安い製品はチャネルを長くして業者に依頼した方が効率が良い場合もあります。
また、販売をお願いする業者の数をチャネルの幅と呼びます。
販売機会を増やそうと多くの業者と取引する場合もあればブランド価値を保つために特定の業者に販売委託する場合もあります。
自社の製品に適した チャネルの長さや幅を考えることが重要です。
三つ目に、重要なポイントは実際に販売する人の動機づけです。
流通チャネル戦略は人が多く関与する領域です。
一定数以上販売した業者や担当者に対しては報奨金を出すなど実際に販売してくれる人にしっかり売ろうと思ってもらえる仕掛けが重要です。
いくら良い製品を作っても顧客に届かなければ売上は上がりません製品の入手しやすさを高めて顧客が受け取る価値を最大化しましょう。
Promotion
四つ目がプロモーション
顧客とのコミュニケーション戦略です。
製品を買ってもらうためにはまず、製品を知ってもらうことが必要です。
そのために、
- 広告
- セールス
- プロモーション
- 人的販売
- パブリシティ
- 口コミ
のバランスを考えます。
これは商品の特徴などによっても変わってきます。
広告
次に、伝えるという行為の中でも最も重要である広告について考えてみましょう。
- 伝える内容
- 伝える媒体
まず、重要なポイントは顧客に伝える内容です。
製品の数ある魅力の中から何を顧客に伝えるべきか。
顧客に抱いてもらいたい自社のイメージを踏まえて選びましょう。
次に、重要なポイントは伝える媒体です。
- テレビコマーシャル
- 経済新聞
- Web広告
媒体の種類によって情報を伝えられる顧客層は変わります。
また、最近は Web 広告が一般的になっていますが属性を選んで広告を出せるお客の反応がすぐにわかるというメリットがある反面多くの広告の中で埋もれやすいなどデメリットもあります。
伝えたい相手と内容にあわせて媒体を選ぶことが重要です。
顧客との戦略的なコミュニケーションで自社製品を認知購入してもらいましょう。
サントリーのウイスキーの事例
ここでサントリーのウィスキー事業の事例をご紹介します。
国内のウイスキーの売り上げは、1983年をピークとして2007年には1/6に落ち込みました。
そのため、サントリーのウイスキー事業も厳しい状況に置かれていました。
サントリーはウイスキー不振の原因を「若者のウイスキー離れ」だと考えました。
そして、若者がビール感覚で飲めるお酒というウイスキーの新しいイメージを明確に打ち出しました。
まず、プロダクト製品戦略としてウイスキーを炭酸飲料で割ったハイボールという飲み方を強く打ち出し缶での販売も開始しました。
次に、プライス価格戦略として価格帯の違うハイボール缶を数種類販売し価格も缶ビールとほぼ同じにしました。
また、店で注文する場合にもビールとあまり差のない価格となるようにしました。
さらに、プレイス流通チャネル戦略では居酒屋においてもらうことを重視しました。
原価率の低さを強調できるようにハイボールの作り方講座を実施するなどした結果
取扱店数を4倍に伸ばしました。
また、缶の飲料を発売したことでコンビニやスーパーでは瓶コーナーだけでなく缶コーナーにも並べることができるようにしました。
最後に、プロモーション戦略では若い女性のタレントを起用したテレビ CM を流しウイスキーは中高年の男性の飲み物というイメージの払拭に努めました。
こうした一貫したマーケティングミックスによりサントリーのウイスキーの販売量は2、3年の短い期間で2倍となり業界全体の市場規模拡大にも大きく貢献しました。
まとめ
マーケティングミックスについてまとめてみましょう。
まずは、プロダクト製品戦略
顧客のニーズを満たす良い製品を作ることが大切です。
次に、プライス価格戦略
コスト顧客競合を考慮し適切な価格を設定しましょう。
三つ目に、プレイス流通チャネル戦略
製品を顧客の手に届ける適切な流通チャネルを作ることが大切です。
最後に、プロモーションお客とのコミュニケーション戦略
製品を知って買いたいと思ってもらうために適切な伝える内容と媒体を選びましょう。
これらの施策はバラバラに行うのではなくお互いに整合が取れていること顧客に抱いてもらいたいイメージと一致していることが重要です。
抜け漏れはないかイメージとずれていないか常に確認しましょう。
ポイントと注意点
一つ目に、四つの P の中で昨今の ICT の発展の影響を特に強く受けているのがプロモーションです。
ビッグデータ解析によって
など新しい手法が次から次へと生まれています。
全てを理解する必要はありませんがトレンドは押さえておきたいところです。
二つ目は、ブランドの重要度の高まりです。
「ブランド価値を高める」つまり顧客に企業や製品について「忠誠心」や「執着心」を持ってもらうことで価格競争を強いられることなく安定した経営を行うことができます。
ブランドの価値を高めるためには様々な方法がありますが、一番大切なことは製品に対する満足度極めて高いレベルに引き上げることです。
マーケティングミックスはプロモーションのトレンドとブランドを意識して取り組みましょう
謝辞
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にもいろいろマーケティングについて書いてますので、よかったら見ていってください。
まだ信じてる?右脳人間、左脳人間の誤解
はじめに
小学生の時に、学校の先生からよく言われていたのが「ゲームをし過ぎるなよ。ゲームをしすぎるとゲーム脳になってしまう。ゲーム脳になってしまうと脳がスポンジのようになってしまい、勉強ができなくなってしまう、物覚えが悪くなってしまう、といった悪いことが起きるから気をつけろ」といったことです。
中学生の時に、学校で流行っていたのが「右脳人間左脳人間かを診断するゲーム」でした。「両手で指を組んだ時に、右手の親指が上だったら左脳人間。左の親指が上だったら右脳人間」といったものでした。
しかし、大人になってくにつれ、そういったものが全くの根拠がない。でたらめだったことに気づいてしまいます。
特に、「ゲーム脳」と一時期メディアでも話題にされていた、デマは今でもかなり悪質なんじゃないかと感じています。(かなりゲームをやるほうだったので、自分の脳がスポンジになってるんじゃないかとヒヤヒヤしました。)
今では「ゲーム脳」は全く根拠のないでたらめだと、多くの人が知っていますが、意外にも、未だに「右脳人間が独創的で、左脳人間が理論的」と多くの人が思い込んでいるようです。
今回は、なぜそのような勘違いは起きてしまったのかについて説明していきます。
脳について
人間の脳をイメージしてみてください。
上のイラストのようなしわくちゃで、でこぼこした脳みそがイメージされると思います。
人の脳みそは左右にはっきり分かれていると考えられています。いわゆる右脳と左脳です。
そしてよく言われているのが、「左脳は理論性を司り、右脳は創造性を司る」です。
しかし、実はこれは、
科学的根拠の乏しい俗説なのです!
脳の作り
ではなぜこのような誤解が生まれたのでしょうか?
脳みそが右側と左側に分かれてるのは本当です。
これは大脳皮質と呼ばれる表面の層を見るとよくわかります。
内部の領域である線条体や視床下部、視床、脳幹なども連続した組織でできているように見えますが、実際には、それぞれに左側と右側があるのです。
https://www.akira3132.info/basal_ganglia.html
わかりやすいイラストと説明がこのサイトに載ってます。
詳しく知りたい方はどうぞこちらへ
確かに脳の左側と右側では体の異なる機能を司ります。
運動と視覚の例
運動する機能と視覚の機能を例に挙げて説明します。
脳の右側が左腕と左足の動きを司る、反対に左側は右腕と右足を司ります。
これはわかりやすいのですが、
視覚系はより複雑になります。
両方の目それぞれに左右の視野があります。
両目の左側の視野は右側の脳に送られ、両目の右側の視野は左側に送られます。
つまり脳は両側を使うことで、完全な映像を捉えているということになります。
片目を閉じることによって、ピントが合わなかったりぼやけたりすると思いますが、そういったことでも両目を使うことによって映像を捉えているということを証明することができます。
現在でもなぜ交差するかわからない
意外なことにも現在の医学でも、左右の交差がなぜ起きるのかについては明確な答えが出ていないようです。
ある説によれば、大昔に動物が複雑な神経を持ち始めた頃、より素早い反射が生存上有利だったからと言われています。
捕食者が左側から近づいてくるのが見えたら動物にとっては右へ逃げるのが得策になります。
素早く反対側の方向へ逃げる必要があったからかもしれません。
なので、視野と運動のコントロールは左右それぞれの脳の構造に依存したシステムだと言ってもいいでしょう。
俗説の「○脳人間」
しかし、この考え方が原因で、「左脳が理論を司る、右脳が創造性を司る」とまで発展してしまうと誤解が生まれてしまいます。
脳患者
この誤解が始まってしまったのは、意外にも古く1800年代の中頃、
ブローカとウェルニッケという二人の精神学者が、脳への外傷によってコミュニケーションに支障をきたした患者を調べた時の事です。
二人は患者の左側の脳に損傷があることを発見しました。
そして、言語が脳の左側で支配されていることを示唆しました。
噂で膨らむ妄想
これが民衆の想像力を掻き立てました。
作家のロバート・ルイス・スティーヴンソンの有名な著書で『ジキル博士とハイド氏』
があります。
これの起源となるモチーフが、「理論的な左脳(ハイド博士)と感情的な右脳(ハイド氏)が争い合う」というものでした。
間違いだった
しかし、このアイディアは、すぐに否定されることになります。
医者や科学者が、「脳の片側が生まれつきない」または「左右が分離してしまった」患者たちを調べてみると、理論的な左脳、感情的な右脳は確認されませんでした。
若干優位なだけ
後々、多くの研究によっていくつかの機能では脳の片側が反対側に比べ機能がやや高いことが知られました。
言語は左半球に、注意力は右半球により依存しています。脳の方側が多く働くことではあるのです。
でも、それは単純に脳の役割の違いで、人によって大きく異なるような事はありません。
巷でよく言われるのが、「右脳人間」や「左脳人間」といったものです。
片側だけが特別に優れているというような脳を持っている人は、科学的にはまだ証明されていません。
もっと言えば、理論性や独創性に長けている人でも、その人の左右の脳とは関係ありません。そもそも、理論性と独創性がお互いに反発しあうという考えが間違っているのです。
複雑な数学の問題を解くためには、見事な独創性が必要であり、素晴らしい芸術を生み出すためには、高度な理論を理解する頭脳が必要となります。
創造性と理論性の成し遂げることはすべて、脳全体が躍起になって機能し、達成しようとしているのです。
まとめ
僕の聞いた話によると、優れた音楽家の多くは教養を身につけていたり、哲学者のような一面を持っているいると聞いたことがあります。
そして、大学の数学教授などものすごく独創的で突飛な発想をする人が多い印象です。
その点を顧みても、どちらかがたけか優れているというよりとは、自分の脳が一丸となってより良い発想をしようとしているのだと考えることができます。
感謝
最後まで読んでいただきありがとうございました。
あまりこういったテーマでは記事は書きませんが、読者登録か Twitter をフォローしていただけると嬉しいです!
マーケティングの基礎の基礎!「肝」となる3Cとは?【マーケティングと経営戦略の世界を知ろう】
マーケティングにあまり馴染みのない人でも、かなり耳にする単語だと思います。
ざっくりとした概要は把握していましたが、具体的にはどういったことを示すフレームワークなのかはあまり理解していませんでした。
マーケティングの中ではかなり基礎の基礎といえるようなフレームワークで、これ抜きではマーケティングは語れないと言っても過言ではありません。
「マーケティング」や「経営戦略」って聞いただけで難しそうですよね?
僕も、以前は難しそうだし自分には縁がなさそうだなと感じていました。しかし、実際に勉強してみるとこれがかなり面白かったのです。
自分は経営をしたいと思っているので、知っておいて損はないと感じました。
自分が学んだことを皆さんにも共有したいと思います!
すでに会社に勤めている人や経営をしている人で「会社の売り上げさえ上がればそんなの知れなくてもいいんだ!」と思っている人もいるのではないでしょうか?
意外とそんなことないかもしれませんよ?
前置きはここまでにして、第6弾目は3Cです!
では早速一緒に見ていきましょう。
3 C 分析とは
市場と競合の分析から市場機会などに関するヒントを得て、自社の状況と照らしながら自社の戦略に生かすフレームワークです。
3 C は
- 市場顧客・・・Customer
- 競合・・・Competition
- 自社・・・Company
の頭文字です。
経営者や企画担当者が新規事業の戦略を練ったり、既存事業のテコ入れを行う際に使います。
特に事業機会を発見したり、事業成功の「鍵」いわゆる「キーサクセスファクター」を特定するシーンで効果的です 。
KSF はキーサクセスファクターの略です。
事業における成功の鍵と言い換えられます。
例えば、清涼飲料事業では自販機の台数と好立地を抑えることが最重要なのです。
三つのCを考えることで事業成功の鍵を特定しましょう
注目する順番
3C分析をするうえで、定番となる分析の順番があります。
- 市場顧客に着目
- 競合の分析
- 自社に強みと特徴
3 C 分析では、まず、企業に売上をもたらす市場顧客に注目します。
次に、市場性を巡って戦っている競合について、その特徴や強み弱みを分析します。
最後に自社の特徴や強み弱みを再確認します。
この三つをバランスよく見ていくと、
例えば、「この成長市場はまだ規模は小さいけど自社のブランドの強みが活かせる。しかも、競合が弱いから早期にシェアを獲得するとともに市場を大きくするような支度をしよう!」などという示唆が得られます。
ということで、市場顧客、競合、自社の順番で分析を進めましょう。
3C分析の考え方
それでは、それぞれ具体的にどういった考え方で分析するのかをを紹介していきます。
市場顧客分析
市場顧客分析では、
市場というマクロな視点と顧客というミクロな視点の両方を持つことが必要です。
市場分析では、規模や成長性さらには、その中に後で述べるニーズや購買特性などが異なるセグメントがないかなどを見極めます。
顧客分析では典型的な顧客に対して、まずは顧客の本質的なニーズを見極めます。
本質的なニーズとは
メガネで言えば「ものがちゃんと見えるようになりたい」とか「おしゃれをしたい」ということです。
また、顧客の購買のプロセスや購買特性なども分析します。
例えば、「住宅なら購入に長い期間をかける」「情報をものすごく集める」「家そのものだけではなくローンの方法なども検討する」「不動産屋さんを何軒も訪問する」といったことです。
これらの分析から、最終的には「重要購買決定要因(リビングファクターズ)」を特定します。
例えば、大学であれば「卒業生がどのくらい世の中で活躍しているか?」といったことです。
マクロとミクロの視点から想定顧客の特徴を特定しましょう。
競合分析
競合分析では、
まず、誰が重要な競合なのかを特定します。
その上で、まずは、その重要な競合の売上や利益といったパフォーマンスを見ます。
加えて、彼らの製品や戦略独自性経営資源などの特徴について分析します。
例えば、大塚家具の立場であれば、
ニトリの「品揃えや出店戦略などはどうなっているのか」「店舗や接客にはどのような特徴があるのか」「人材や店舗などの資源にどのような特徴があるのか」などを確認します。
定量定性の両方の視点で情報を分析しましょう。
つまり
- 競合を特定
- 定量的な数値を分析
- 定性的な特徴を分析
といった具合です。
自社分析
内容そのものは競合分析と大きくは異なりません。
ただし、当然自社については深い分析が可能ですから、定性的定量的の両面からその強みや弱みをあぶりだすことが必要です。
そして、「どのような独自の技術やノウハウがあるか」「どの製品は顧客に売れているのか」「儲かっているか事業のプロセスの特徴は何か」「どこにコストや手間隙をかけているか」など、
分析により自社の強み弱みをあぶり出しましょう。
3Cの例
x新聞
3 C 分析の例として
x 新聞を取り上げます。
まず市場性は極めて厳しいことがわかります 。
KSF で差別化できるのは論調や記事の質の方と言えるでしょう。
広告主については購買者の質が重要と言えそうです。
競合については y 新聞と z 新聞がかなり強いことが分かります。
特に z 新聞はビジネスパーソンについては圧倒的市場へ強固なニッチ市場を獲得しています。
自社については総じてジリ貧でなかなか打開策が打ち出せていません。
週刊で読んでいる高齢者のファンという財産があるうちに有効な対策を講じないと先細りは避けられないでしょう。
対策としては
記者の取材力を上げてスクープの量を増やす。
あるいは海外と提携するなどの抜本的施策を打つ必要がありそうです。
日本のスターバックスコーヒー
①3C分析
(市場・顧客)
コーヒー店は個人経営が多い中、ドトールなどが駅前などの好立地で低価格を武器に顧客回転を上げるチェーン店で成功。
反対にスターバックスのターゲット顧客は、おいしいコーヒーを飲みたいと考えている人、デザート感覚でトピングコーヒーを頼む女性、ゆったりと読書や勉強する場所を求めてくる人がターゲットで低回転かつ高単価により顧客満足を狙う方法で大成功。
(競合)
ドトールコーヒー、タリーズ:低価格で本格的な味のコーヒーが楽しめる。コーヒーチェーン店舗の先駆けで知名度があり。店舗数は業界一。サラリーマンの空き時間を狙う。狭い店舗が多く、ゆっくりくつろげる雰囲気ではない。
コンビニ:インスタントよりも本格的なコーヒーを持ち帰りで低価格で気軽に楽しめる。
(自社)
アメリカのブランド力を活かし、好立地な場所で、顧客をもてなしくつろげる店舗作りと社員教育を実施。他社にない甘いメニューもあり、少し値段高めに設定。コーヒーのメニュー開発力、フレンドリーな接客、内装の快適さ、全国的なプロモーションカがある。
②成功要因
コーヒーは大人の男性が楽しむものであったが、女性でも一人で気軽に入れて、ゆっくりくつろげる店づくり、メニューとアメリカから来たお店のブランド力で、これまでにチェーン店が取り込んでいなかった女性客も獲得した。
スターバックスの成功要因は単なるコーヒーの味だけを求める顧客に留まらず、付随する場の提供、接客の心地良さを求める顧客層を掴んでいることにある。
また、同様の心地良さを提供する個人営業のカフェなどと比較すると、クオリティの幅が大きい個人店に比べ、ブランド認知とクオリティの標準化により、集客できていると考えることができる。
これらのように、3 C 分析をすることで具体的な対策が見えてきます。
まとめと注意点
3 C 分析は、このように事業の重要な要素である市場顧客競合自社の三つにフォーカスして分析することで事業成功の「肝」やマーケティングの方向性に関する知見を得ることができます。
シンプルではありますが、使いやすく効果も高いのが特徴です。
一般の企業であればある程度は市場顧客分析を行っているのもですが、競合の分析はなかなか深掘りするのが難しいものです。
特に、正確なコスト構造や目に見えにくい組織内部の工夫などを把握することは容易ではありません。
地道に公開情報を収集したりお客や仕入先から間接的に競合に関する情報を聞いたりする。
時には、その企業から転職してきた自社社員から倫理上問題ない範囲で情報を収集するなど着実な努力を積み重ねることが重要です。
次に、自社分析についてです。大企業では部門ごとにタコツボ化が起こり別の事業部が何をしているか知らないなどということもあります。
自分の関係する特定の製品や事業しか見るのではなく、他事業とのコミュニケーションや会社全体の経営資源を意識することも重要です。
社内に幅広くアンテナを広げどのような強みがあるかをしっかり把握したいものです。
難しさや問題を認識した上で対策を打って行きましょう。
これで3 C 分析についての解説を終わります。実務でぜひ活用してみてください。
謝辞
最後まで読んでいただきありがとうございました!
よかったら次も読んでてください!
知らなきゃ見えない資産!ブランド・エクイティを高めて顧客との絆を創る【マーケティングと経営戦略の世界を知ろう】
僕は勉強するまで知らなかったのですが、企業にとって資産は二種類あり有形資産と無形資産に分かれるそうです。
この考え方が新鮮で、とっても面白いのでぜひぜひ最後まで読んでいってください。
「マーケティング」や「経営戦略」って聞いただけで難しそうですよね?
僕も、以前は難しそうだし自分には縁がなさそうだなと感じていました。しかし、実際に勉強してみるとこれがかなり面白かったのです。
自分は経営をしたいと思っているので、知っておいて損はないと感じました。
自分が学んだことを皆さんにも共有したいと思います!
すでに会社に勤めている人や経営をしている人で「会社の売り上げさえ上がればそんなの知れなくてもいいんだ!」と思っている人もいるのではないでしょうか?
意外とそんなことないかもしれませんよ?
前置きはここまでにして、第5弾目はブランド・エクイティです!
それでは早速紹介していきます!
ブランドエクイティとは
ブランドの持つ資産的な価値のことです。
デイビット・アーカー教授が提唱しました。
企業にとってブランドは重要な資産です。
その資産がどのような要素で構成されるかを示したのがブランドエクイティのフレームワークです。
ブランドエクイティは具体的に四つの要素
- ブランド認知
- 知覚品質
- ブランドロイヤルティ
- ブランド連想
に分けられます。
これらの四つが組み合わさって、
ブランド・エクイティはブランド自体の力を示すようになるのです
このブランドエクイティはなぜ重要になってきたのでしょうか?
従来、企業の資産としては有形資産が重視されていました。
金や物などの目に見える資産は資本として財務諸表に記載され、また現在の財務状況を表すものとして管理されていました。
しかし90年代以降になると無形資産が注目されるようになります。
具体的には、ブランドや社員のスキルなどが目に見えなくとも企業の競争力の源泉になるとして注目されるようになりました。
これらの資産は財務諸表には乗らないものの長期的に企業価値を生み出す資産として注目されるようになったのです。
ブランドもまさにこの無形資産の一つであり企業の重要な資産として捉えられるようになりました。
ブランド・エクイティの4要素
それでは4つの要素をそれぞれについて見ていきましょう
ブランド認知
まず、一つ目はブランド認知です。
ブランド認知とは、そのブランドが商品サービスのカテゴリの中でどの程度知られているかを指します。
ブランド認知には二つの種類があります。
- ブランド再認
- ブランド再生
一つはブランド再認
ブランドのロゴや名前を見聞きしてブランドを思い出す状態。
もう一つはブランド再生
ロゴや名前がなくともそのブランドのことを思い出す状態です。
このようなブランド認知はそのブランドの商品サービスが何かを正しく理解している人が、どのくらいいるのかを知る指標となります。
知覚品質
2つ目は知覚品質です。
知覚品質とは
あるブランドを消費者が見て比較できる品質や優位性のことです。
この知覚品質を通じてそのブランドがどのくらい消費者にとって品質が良く、試してみたいと思われているかを考えることができます。
具体的に考えてみましょう。
消費者は商品やサービスを性能や信頼性、耐久性、付加サービスなどの面から比較検討しています。
これらの品質が優れていると思うブランドほど購入する可能性は高まるのです。
注意したいのは、同じ消費者でも用途やシーンによってブランドの価値は変わるということです。
例えば、同じ消費者があるシーンでは性能を重視し、別のシーンでは耐久性を優先することがあります。
また、実際の品質が優れていてもそれが必ずしも消費者に知覚されていない場合もあります。
そのためブランドの品質がどのくらい優れているのかを分かりやすく伝える努力が必要です。
このようなコミュニケーションを通じ消費者にブランドの品質が伝わることで初めてブランドに知覚品質が生まれます。
消費者は知覚品質を通じて商品やサービスの品質を知り、一度購入するもしくはとても真剣に購入を考えている状況になると言うことです。
ブランド・ロイヤリティ
3つ目はブランドロイヤルティです。
ブランドロイヤリティが生まれることで、顧客がそのブランドの商品サービスを好んでいる状態となり、そのブランドを繰り返し購入したいと考えるようになります。
ロイヤリティが高いほど顧客は他のブランドに切り替えにくくなるため、企業は安定した収益を上げることができます。
ただし、ブランドロイヤリティはリピート率だけでは判断できません。
例えば、リピート購入の理由はたまたま競合には無かっただけという可能性があるからです。
重要なのは競合が現れても変わらずにそのブランドを選ぶかを見ることでブランドロイヤルティがあるか判別することです。
ブランドロイヤルティがあるということは顧客が自発的にブランドへ忠誠心、愛着心を持っている状況といえます。
ブランド連想
最後はブランド連想です。
ブランド連想とは、そのブランドに関して顧客が連想しても大丈夫な範囲のことを指します。
注意が必要なのはブランド連想とは、ブランドの名前から連想されるものすべてではないということです。
自社のブランドから連想させたいものと本来ブランドとは無関係のものであっても連想されてしまうものとは区別する必要があります。
それが出来ないと、ブランド連想の範囲を超えた製品やサービスがブランドを毀損してしまう可能性もあります。
ブランド連想を明確にすることでブランドの範囲を規定することが重要と言えるでしょう。
4つの評価方法
これら四つのブランドエクイティの要素をどのように評価すれば良いでしょうか?
ここでは三つの主な方法を紹介します。
- コストアプローチ
- キャッシュフローアプローチ
- マーケットアプローチ
一つ目はコストアプローチです。
これはブランドを構築する費用の総額からブランド価値を測定する方法です。
二つ目はキャッシュフローアプローチです。これはブランド将来生み出すキャッシュの金額をよくして、現在価値に割戻評価する方法です。
三つ目はマーケットアプローチです。これは市場の類似のブランド価格と比較してブランドの価値を測る方法です
重要なのはブランドエクイティを測る際にはひとつだけの方法に頼らず複数の方法を組み合わせて評価する事です
それによって、より正確にブランド・エクイティを評価するよう心がけましょう。
事例
では事例として、
クレジットカード会社であるアメリカンエキスプレスのブランドブランドエクイティの4要素から分析してみましょう。
まず、ブランド認知としては統一されたイメージで広く認知されています。
具体的にはビジネスパーソン向けのクレジットサービスを提供する会社として多くの人々に認識されています。
また、年会費無料キャンペーンでの入会率がとても高いことから知覚品質についても高いといえます。
アメックスのサービスを一度は受けてみたいという人々が多いことが分かります。
さらに、ブランドロイヤリティも高いといえます。
無料キャンペーンの終了後年会費がかかるようになっても会員として継続する人が多いことから、アメックスのブランドに愛着を持つ人が多いことが伺います。
最後にブランド連想としては、保険やトラベルサービス又は会員限定のレストランでの優待などが連想されます。
これはアメックスが目指す「総合的なエンターテイメントカード」のイメージと一致した形で連想されていると言えます。
このようにアメリカンエキスプレスのブランド力はブランドエクイティのそれぞれの要素から考えることができます。
コツ・留意点
まず、ブランドの価値を伝える努力が重要だということが挙げられます。
どんなに優れた商品サービスであっても顧客に伝わらなければブランドエクイティは向上しません。
さらに、ブランド・エクイティはできるだけ軽量化することが重要です。
目に見えない資産であるからこそきちんとを目指すべき指標を設定して定点観測をすることが有効になります。
また、ブランド・エクイティを考える視点は様々です。
今回は四つの要素からブランドエクイティを考える方法を紹介しましたがそれ以外の視点も日々模索されていることには留意しておきましょう。
ブランドエクイティは企業のブランドを考えるのに不可欠な考え方です。
これを通じて長期的な顧客との絆を作っていくことを目指していきましょう。
謝辞
最後まで読んでいただきありがとうございました!
よかったらツイッターもフォローしててください!
インターネット時代のマーケティング常識!ロングテールを4339字で解説【マーケティングと経営戦略の世界を知ろう】
この記事を読んでる方の中には既に知っている人もいるかもしれません。
近年インターネットの発達により、注目されるようになった考え方です。
ざっくり理解もしていたつもりでしたが、勘違いして、ビジネスに使おうとすると大きな失敗をまねくかも?
EC サイトの運営を考えている方は、このフレームワークは役に立つ考え方かもしれません。
「マーケティング」や「経営戦略」って聞いただけで難しそうですよね?
僕も、以前は難しそうだし自分には縁がなさそうだなと感じていました。しかし、実際に勉強してみるとこれがかなり面白かったのです。
自分は経営をしたいと思っているので、知っておいて損はないと感じました。
自分が学んだことを皆さんにも共有したいと思います!
すでに会社に勤めている人や経営をしている人で「会社の売り上げさえ上がればそんなの知れなくてもいいんだ!」と思っている人もいるのではないでしょうか?
意外とそんなことないかもしれませんよ?
前置きはここまでにして、第4弾目はロングテールです!
それでは早速見ていきましょう。
ロングテールとは
販売数量の少ない商品や単価の低い顧客から積み上がる売上利益を最大化し全体としての売上利益を大きくすることを言います。
ロングテールを理解するために、まずは、パレートの法則について触れておきましょう。
パレートの法則
パレートの法則とは全商品の内、売れ筋である20%の人気商品が売上全体の80%を占める。
全顧客のうち20%の顧客が売上の80%を生み出すなど、全体の数値の大部分は全体を構成するうちの一部の要素によって生み出されているという現象の事です。
経済活動のみならず社会現象自然現象にも当てはまることが多く広く世の中に知られてきました。
企業活動においては全商品を等しくプロモーションして全商品を店頭に並べたり全顧客に等しく時間や手間をかけて対応するのではなく、売れ筋商品に経営資源を集中的に投下したり売上高の高い一部の顧客に重点的に対応するなど、このパレートの法則に応じて活動の重点を絞るという形で活用されてきました。
パレートの法則の逆に注目する
これに対し、ロングテールは先ほどのあるパレートの法則の活用では重視されていなかった、売れ筋ではない商品に着目しています。
いわゆる売れ筋商品や優良顧客ではなく、販売数量の少ない商品や単価の低い顧客から積み上がる売上利益を最大化し全体の売上利益を大きくしていくという考え方です。
パレートの法則では全体の売上の80%を生み出すと言われている売れ筋の部分をヘッドと呼び、人気のない部分商品をテールと呼びます。
そして、このテール部分をどんどん伸ばしていくことでより多い売上を実現しようという考え方からロングテールと呼ばれています。このロングテールという言葉はワイアード誌の編集長であるクリスアンダーソンによって提唱されました。
どうして、この考え方が生まれたのか
なぜ、パレートの法則に則った考え方ではなくこのような考え方が生まれてきたのでしょうか?
その背景にはインターネットの普及およびそれに伴う E コマースの登場が大きく影響しています。
活用シーン
ロングテールの考え方はどのような場面で活用されているのでしょうか?
代表的な例として
e-commerce をあげることができます。
先ほど説明したように、ロングテールはあまり売れ筋ではない商品も取り揃え取れるの売上利益を積み重ねていこうとする考え方ですが、リアル店舗でこれを行おうとするといくつかの障壁が出てきてしまいます。
リアル店舗
リアル店舗で商品の販売機会を作るためには、その商品を売り場の棚に陳列したり在庫をストックしておく必要があります。
しかし、陳列する店や在庫を確保するストッカーには物理的な制限があるため、おける商品には限りがあります。
つまり、売れ筋ではない商品を棚に並べることは人気商品の販売機会を失うことになるのです。おくことが出来る商品に限りがある以上、そこには人気商品を並べた方が売れ筋ではない商品を並べるよりも商品の回転率も良くなり売上も上がります。
↑こんなんなっちゃいます。
また、チェーンストアのように複数の店舗を展開しているような業態では、各店舗ごとに商品を置く必要があります。
売れ筋ではない商品を各店舗ごとに置くとこの機会損失はより大きくなってしまいます。
例えば、全国に50店舗あるチェーンストアで全体で1年20個しか売れない商品があるとします。
この20個の売り上げのために50店舗全てに商品を置いてしまうと売れ残りが多く発生してしまいます。
それよりも、そのスペースに人気のある売れ筋商品を置いておいた方が全体の売上はアップするでしょう。
Eコマース
一方 、E コマースでは商品の陳列は物理的な店ではなくウェブサイト上で行います。
なので、ある意味無制限に商品を陳列することができます。
そして、顧客は無数にある商品の中から検索機能を使って求めている商品にたどり着くことができます。
つまり、売れ筋ではない商品を取り扱ったとしても人気商品の販売機会を失うことがないのです。また 、EC サイトでの販売の場合はリアル店舗のように各店舗に商品を分散させる必要はなく、大きな物流倉庫に商品在庫をまとめて置いておくことができます。
そのため、必要最小限の在庫だけを持っておけば良いことになります。
先ほどの例では、年間10個売れる商品であれば10個だけ在庫を持っておけば良いのです。
それら以外の違い
品揃えや在庫以外の場面を考えてみましょう。
リアル店舗の場合には商品を販売するために、売れる機会の少ない商品であっても、スタッフがその商品を理解し顧客に説明することが必要となります。
よって、ここに人件費(コミュニケーションコスト)が発生してしまいます。
先ほどのようにチェーンストアで考えてみると、ある店舗では一つも売れない商品であっても店員はその商品を覚えておく必要があります。そのような商品が多ければ多いほど売上に寄与しないコストがかさんでいくことにつながります。
これに対し、 EC サイトでは商品の説明は Web 上に詳しく記載しておけば人による接客を行う必要がないため販売に直接関連する人的コストは変わりません。
つまり、売れ筋ではない商品を取り扱う事を考えるとリアル店舗に比べ 、EC サイトではコストが少なくて済むということです。
このように、人気商品が売れる機会を失うことなく、コストを増加させずに売れ筋ではない商品を販売することができるため、通販サイトではロングテールの売上利益を積み上げていくことが可能になるのです。
Amazonの事例
ロングテールの仕組みを活用している事例として、最も有名な企業の一つは Amazon です 。
Amazon は多岐にわたる事業を展開していますが、ここでは EC サイトでの書籍販売を例にとって説明していきます。
書籍
書籍という商品の特徴を考えてみましょう。
日々新しい商品、つまり、書籍が出版されるため必然的に商品数は非常に多くなります。
そして、その多様な商品の中にはベストセラーと言われる販売数が多い人気商品もあればごく一部の専門家だけが購入するような専門書があります。
また、雑誌のように人気があっても売れる期間はごく短い期間に限られるようなものもあります。
先ほどの話のようにリアル店舗の書店では、今売れる人気商品をできるだけ店に置きそれるの販売に注力していく必要があります。
そのため出版から時間が経った書籍や販売部数の少ない専門書は徐々に売り場からなくなり出版社に返品されます。
店舗からなくなった商品を購入するためには顧客は出版社に直接問い合わせたり古本屋で探すなどといった手段を取らなくてはなりません。
これに対し 、Amazon は旬を過ぎてしまった書籍や専門書など販売数の少ない商品も EC サイト上に掲載して中古品も含め在庫状況を表示しています。
このようにして、継続して販売することを可能にしているのです。年に数冊しか売れない書籍や一冊しか購入しない顧客であってもこれらの売上を積み上げて行ければ大きな売上につながります 。
Amazon はこのような仕組みを構築して売上を大きく伸ばすているのです。
注意点
- 人気商品を軽視するな
- 在庫管理や物流にも注目せよ
人気商品を軽視するな
一つ目はベッド部分つまり売れ筋の人気商品についてです。先ほど 、EC サイトではロングテールの仕組みを作りやすいと説明しました。
これはテール部分を伸ばし販売数量の少ない商品からも売上を積み上げることができるということですが、売れ筋商品を軽視することとは異なります。
EC サイトでも売れ筋商品は存在し、当然のことですが売れ筋商品からの売り上げは全体の売上に大きく貢献します。
テール部分を伸ばすことだけに注力するのではなく、売れ筋商品からの売上の最大化できるようサイトの構築やレコメンデーションの仕方などを工夫していく必要があります。
在庫管理や物流にも注目せよ
二つ目に在庫管理や物流の重要性について触れておきます。
複製、保管、物流の追加コストがほぼゼロのデジタル商材であれば良いのですが、リアルの商材では当然保管や物流のコストが発生します。
商品の陳列、つまり、ウェブサイト上の展示が無制限であり在庫を一箇所で管理できると言っても無尽蔵に在庫をもって良いわけではありません。
過剰在庫はコストに大きく響いてきますので、ECでロングテールを狙う場合でも、過剰な在庫を持たず、また、欠品も出さないという適正な在庫管理は重要です。
また、在庫の集中管理に力を注ぐあまり物流拠点から顧客までの距離が遠すぎたり速やかな配送の仕組みを構築することを怠っていると E コマースとしての競争力を失います。
そのため、適度な物流拠点の分散と配送システムの整備を怠らないことも非常に重要になります。
先の例で取り上げた Amazon はデータを駆使した需要予測、その分析に基づく物流拠点の設置、最先端のロボットを使った仕分けなど取り扱い品目の多さだけでなく在庫管理や物流システムにおいても大規模な投資を行い最適化を図っています。
ロングテールの考え方をよく理解し売上利益の最大化を図っていきましょう。
謝辞
最後まで読んでいただきありがとうございました!
これからもこういった役立つ情報を発信していきたいと思いますので、読者登録していただけると嬉しいです。
是非次の記事も読んでてください!